どんな本
健康診断で指摘される「内臓脂肪」。ダイエットの強敵「皮下脂肪」。体脂肪のメカニズムと落とし方を徹底解説!
感想
まさに体脂肪のすべてが丸っと分かるダイエット入門書。現代の英知が詰まった良著。身体にまつわるこのシリーズはすべて購入したいと決意に至る。
表紙
要約・メモ
(第3章・内臓脂肪を減らすための食べ方)
- ①一日三食を規則正しく、②慌てずよく噛んで食べる、③食物繊維を多めに摂る、④もったいないはNG。
- 食べる順番よりも内容。野菜・海藻、豆類は欠かさず。芋やカボチャ、果物は糖質多いので注意。イカや貝類はタンパク質豊富。肉の脂身は避けること。
- 食事を摂らないダイエットは絶対NG。三大栄養素PFCをしっかりと。
- 良質なビタミンで代謝アップ。ビタミンA(皮膚や粘膜の正常化)、ビタミンB2(糖質・脂質・タンパク質の代謝)、ビタミンC(鉄分吸収とコラーゲン形成)、ビタミンD(骨の形成)。
- ミネラルは超重要。自身で作り出せず体の外から摂取する必要。ナトリウム、カリウム、鉄分、カルシウムの4つ。
- 体脂肪を減らす上手な食材選び。摂取カロリーに対して消費カロリーが少ないと余った分は脂肪に。その差をできるだけ小さくする。
- すべての油は中性脂肪。青魚(オメガ3系)やオリーブ油(オメガ9系)を上手く活用。
- 肉を食べるなら赤身肉(L-カルニチン)や鶏むね肉。
- 揚げるより焼く、焼くより煮る・蒸す。
- 無糖・糖質ゼロ・ノンシュガーなどの表記には注意。完全にゼロではない。
- 飲酒の恐ろしい一面。食欲増進と脂肪を溜め込むホルモン分泌。
- 赤ワインは低カロリー低糖質。ポリフェノールには内臓脂肪の蓄積を抑える効果。
- 酒の席でも自分を甘やかさない。まずは枝豆・冷奴、お酒はワインか焼酎、焼き物・魚を摂取。
- サバやイワシなどの青魚、不飽和脂肪酸(EPA・DHA)が内臓脂肪をつきにくく。
- 海藻を意識的に摂取。分解の過程で短鎖脂肪酸が発生、中性脂肪の抑制やエネルギー消費を促進。
- 健康スーパーフードは高野豆腐。栄養価が高く、βコングリシニン・レジスタントタンパクの効果期待。
- おかゆを3時間ごとに。腸内環境を改善、代謝アップ。
(第4章・脂肪を落とすためのテクニック)
- 30分の散歩でも良い。運動習慣で太りにくい身体に。
- ついで運動・ながら運動、いつもより余計に体を動かすこと。
- 筋肉を鍛えて基礎代謝をアップ。1日60分の運動トータル量に。
- 有酸素運動は、長くても短くても時間と強度が同じなら消費カロリーは同じ。
- 手軽にできる運動はウォーキング。手足を大きく振って全身で歩くこと。
- 1回たった10秒のお手軽筋トレ。アイソトニックとアイソメトリック。全力で行う。
- こまめな水分補給を。大量の汗をかくと、血液の濃度が高くなるため、酸素や老廃物の運搬がうまくいかなくなる。たとえひと口でも飲むこと。
- アミノ酸ドリンクを効果的に。運動後の疲労回復と筋肉の修復を助ける。アミノ酸はリパーゼ活性化し、体内に溜まった中性脂肪を分解。その際にできた有酸素離脂肪酸が運動時にエネルギーとして消費される。
- お風呂やサウナなどただ、汗をかくだけでは痩せない。運動して汗をかき水分を補給、を繰り返すこと。
- 早寝早起きがダイエットに効く。睡眠時間多い方が、食欲を抑えるレプチンが増える。食欲刺激ホルモンのグレリンは減る。