まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

日々への感謝とアウトプット

読了「三千円の使いかた」原田ひ香

どんな本

知識が深まり、絶対もととれちゃう「節約」家族小説!

 

感想

売れていると話題だったので手に取ってみた一冊。お金と節約にまつわるホームドラマという内容で、自分には新鮮さこの上なし。これからは自分の妻のことをもう少し理解して生きていけそうな、そんな気がした読後感。

 

表紙

f:id:recosaku:20230806174641j:image

 

要約・メモ

  • 人は三千円の使い方で人生が決まるよ。三千円くらいの少額で買うもの、選ぶもの、することが結局、人生を形作っていくということ。
  • 会社で頑張る意味って何だろう。
  • マンションより一軒家が現実的かも知れない。じゃあ一千万は貯めないとね。え?
  • マンゴー銀行 退職金キャンペーン!特別金利 年利ニ%(税抜き)。
  • お正月に作ったおせちの写真を見せたんですね。そしたら、おせち料理を教えてほしいって。
  • まあ。まるでボーイフレンドみたいに言う。
  • だいたい午後二時から三時半までが、プチ稼ぎやポイ活ができる時間だった。
  • 免税店でルイヴィトンの財布も欲しい。
  • 今時、結婚と同時に仕事辞める人ってめずらしいじゃん。少なくとも子供ができるまでは続けるでしょ。
  • あのね、わたし、結婚、やめるかもしれない。
  • 高額っていくら?一億くらいかな。
  • 私はフリーランスじゃない?退職金もないし、年金も国民年金だけだから不安なわけ。年金はiDeCoにしていて。
  • 普段、子供と二人きりでしょう。大人と話せるのが嬉しいらしいんですよね。なるほど、子育てっ大変だなあ。
  • 一人で家に帰るとFacebookを開いて、一万人近くいる友人の近況をつぶさにチェックした。
  • 費用対効果?そんなに費用対効果が大切なら、もういっそここで死になさい。それが一番効果あるわよ。
  • だいたい、あなたのご両親が費用対効果を考えたら、あなたなんてここにはいなかった
  • 人生は理不尽なもの。でも理不尽なことがなかったら、何のための節約なの?経済なの?節約って、生きていることを受け入れた上ですることよ。費用対効果なんてない、ってことを受け入れてからの節約なのよ。じゃなかったら私みたいな年寄りは死んだ方がいいってことよね。
  • 退院したら旦那さんに頼んじゃってくださいね。今、旦那さんは一番優しくなっている時なんですね。だから何でも頼っちゃいましょう。
  • 今夜、外食でもいいし出前でもいいよ。夫からのメールで起きた。ああそうか、ご飯作らないといけないのか
  • 実はね、離婚しようと思ってるの。
  • 今はできあいのお惣菜なんて贅沢はできない。家に帰るとまず鶏胸肉の下拵えをする。
  • ちょっと肉が堅いね。親子丼を食べていた和彦がつぶやいた。もう少しで、自分の箸を彼に投げつけそうになった。いや頭の中ではすでにそれをしていた。
  • これから木曜日は、夜ご飯は自分でやってほしいの。
  • iPhoneを最も効率的、かつ、格安に使う方法は、Apple Storeに行って新作iPhoneを買い、格安SIMカードを選んで使う、それだけです。
  • 結婚するのは美帆と彼で、親じゃないんだよ。
  • 翌月、しばらく連絡のなかった小平から、1通のメールが来た。このたび、ヨーロッパのクラシックデュオのポスターを作らせていただきました。
  • すごくすてきだと思った。一見シンプルだけど、とても凝っている。漆器なのかな。
  • 人生にはどうにもならないことがたくさんありますよね。例えば、年齢、病気、性別、時間。ある種の借金もその一つなんじゃないかと思うのです。だったら借金がある私たちが幸せになれないなんて事はおかしくないでしょうか。そんなふうに考えたらいけないでしょうか。お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。これはおばあちゃんの言葉ですが、私も今、心からそう思うのです