どんな本
24個の悩みや状況を取り上げて解決のためにアドバイス。どんな権利があるのか、どんな行動をとれば良いか、助けを求められる相談先や専門機関を多く紹介。今を生き抜くための道具となる一冊。
感想
私たちに認められているたくさんの権利、それらを作り、勝ち取ってきた先人たちの努力に心から敬意。子どもも大人も一緒に権利について学んでいこう。
表紙
目次
- 自由に意見を言ったり、社会を変えたりする権利
- 心と体を守る権利
- お金を守る、お金をもらえる権利
要約・メモ
(第1章)
- 自己決定権がある。子供の権利条約。
- プライバシーの権利。
- 自由に自分の意見を表す権利。
- 幸福を大いに求める権利。
- 教育を受ける権利と、教育の義務(親が子供に受けさせる)
- 学習する権利。
(第二章)
- すべての人は平等。人が対等に大切にされる。
- 健康で文化的な最低限度の生活を送る権利。
- 必要な医療や保健サービスを受ける権利。
- 性の自己決定権。
- 健康でいられる権利。子ども食堂やフードバンク。
- 児童福祉法。すべての人は、子供が心も体もすくすくと育つように努力しなければなりません。
- 児童虐待防止法。児童に対して体罰を加えてはいけません。
- 苦しい時は助けて!と言う権利。
- 人権の侵害。暴力によって傷つけられること。
(第3章)
- 財産権。お金の定義をその都度確認し、親子で明らかにしておくこと。
- 所有権。自分のものとして使うことができる権利。
- 教育基本法。能力があっても、お金がなくて学校に行けない人に対し、支援しなくてはならない。
- 生きる権利。お金がなく、税金を納めていない人でも、健康で文化的に暮らす権利がある。
- 労働基準法。
- パワハラ防止法。
これまで大人たちは、子供にも権利があるということを伝え、その内容を子供たち自身にしっかり教えることをしていきませんでした。君たちが辛かったり、困ったりしているのは、自分のせいではなく、これまで教えてくれなかった、社会のせいかもしれません。この本に出てきたように、何かの問題や悩みに対して、自分の外側にある原因を考えられる力を身に付けてくれたら嬉しいです。