こどもインリーダークラブの研修会を開催しました。朝から夕方までボリュームのある研修会となりましたが、学びの多い充実した研修会となりましたので、アウトプットさせて頂きます。
目次
はじめに
「こどもインリーダークラブ」とは?・・・自分で考えてみんなと一緒に行動できる思いやりのあるリーダーを目指すため、楽しい遊びを身に付けて、みんなに教え、みんなで遊び、子ども会活動に必要な知識や技術を身に付ける活動。小学生4~6年生が対象で、今年度は23名の児童が参加中。
今回の研修会でやること
前回の話し合いで子どもたちが決めた外遊び、名付けて「冬季インリンピック2021」(※冬季オリンピックとインリーダーを掛け合わせています)の実施。自分たちで準備し、競技、運営を行う。おおまかなスケジュールは午前中に室内で準備、公園で昼食、午後から競技開催、終了後に室内に戻り反省会。
「冬季インリンピック2021」全種目
- 缶釣り
- チャンバラ対決
- キャタピラー競争
- ケイドロ
- パン食い競争
- (ジュニアリーダーとの交流)
第5回研修会
開会式(8:30~)
研修会が開会、礼に始まり礼に終わる、帽子を取って姿勢を正します。延子連・赤木副会長より自分たちで「計画・準備する→実行する→反省する」の流れが大事、というお話がありました。今日一日の全体スケジュールを確認。
役決め(8:40~)
「冬季インリンピック」を開催するには様々な役割りがあります。下記について、自分が何をやりたいかを立候補制で決めます。
- 実行委員長 1名
- 司会進行係 1名
- 選手宣誓 1名
- 準備体操 1名
- 各種目の担当者 5種目×2名(10名)
がしかし!一向に手の挙がらない子どもたち。まだ頭が起きていないのか、恥ずかしいのか、周りの子の様子を伺っています。すると一人の子が「司会進行係がやりたい」と手を挙げてくれました。次第にポツポツと手が挙がり、無事にすべての役が決まりました。大人に「あなたはこれ」と決めつけられるほど、つまらない、(ある意味)楽なことはありません。自分で手を挙げさせる(自分で決めさせる)ことが大事。
その後、それぞれの役についてどうやれば良いかを考えます。実行委員長や選手宣誓はあいさつの文章を、進行係は競技・体操係は体操の順番決め、各種目担当者はその種目のルール説明を考えました。
準備・製作(9:40~)
競技に使う用具やメダルを作成します。新聞紙を丸めてチャンバラの剣を作ります。あまり固いと当たった時痛いので、程よい厚さに。メダルは金・銀・銅の三種類8個づつ、手作りの立派なメダルが出来ました。パン食い競争は竿と紐に洗濯バサミをぶらさげて高さを考えました。(※一から十まで全ての準備は不可能なため、材料の手配はあらかじめ大人が行っています)
会場移動(10:40~)
準備物を積み込み、自分のリュックを背負って歩いて10分ほどの城山公園へ。車道も通るため、列を作り気を付けながら歩道を歩きます。
昼食(11:00~)
原っぱにシートを敷いて、みんなで一緒に青空の下、食べるごはんはまた格別です。ですが、空を見上げると食べ物を狙うトンビが!それにも気を付けながら食事します。
競技開始(11:45~)
いよいよ競技開始です。開会式では、実行委員長あいさつ、準備体操、選手宣誓がありました。選手宣誓でのマイク持ちの姿をご覧ください。完全にしゃがみこそしていませんが、腰を落としてマイクを添える対応を自分で考えてしています。子どもは大人が思っている以上に出来るんです!その後、各種目のルール説明などを行っていました。
競技中の様子。みんな想像以上の楽しさに元気いっぱい大盛り上がりのインリンピックとなりました。チャンバラはもう一回やりたいとリクエストが。
表彰式では、実行委員長がみんなにメダルをかけてあげています。こういう経験が出来るのも子ども会活動の魅力。
振り返り(14:40~)
研修室へ戻り、各自で今日の振り返りを用紙に記入します。また、グループで分かれてそれぞれの意見をすり合わせ、今日の良かった点悪かった点を決め、それぞれ発表してもらいました。
閉会式(15:10~)
みんなお疲れではありましたが、礼に始まり礼に終わる、閉会行事です。須藤指導員に講評をいただきました。そして次回のスケジュールの確認もしました。
あいさつをしインリーダー生は解散となりました。
スタッフ反省会
我々スタッフも各自反省を発表し合います。私は「開会式で赤木副会長がおっしゃられた自分たちで計画→実行→反省することの大切さを実感できる一日だった。チャンバラの剣を作り終えた後、ではそれを使いどのようにして風船を落とすのか、風船の大きさや付け方はどうするのか、といった問いかけを子どもたちにし、考えさせることができた。今後も子どもたちの主体性を引き出せるよう働きかけていきたい。」と振り返りました。今日もスタッフ皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。
おわりに
今日のこのインリーダー研修会は①延子連役員(4名)②少年団体指導員(4名)③社会教育課職員(3名)④ジュニアリーダー生(4名)らのスタッフによって運営されています。安全管理はもちろんのこと、子どもたちの自主性を引き出すことを一番にサポートしていきますので、今後ともご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。