まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

日々への感謝とアウトプット

読了「読み聞かせわくわくハンドブック」代田知子

どんな本

読み聞かせの魅力とそのパワーについて、そして読み聞かせの会を成功させるコツを紹介。仲間たちとの工夫や成功例をもとに、もっと勉強したい人向け、お勧めの資料なども紹介。

 

感想

これから読み聞かせを始める方の入門手引きとして、読み聞かせを長年やってきた方の総復習として、子どもや絵本に関わる際に必ず読んでおきたい決定本。あとがきの亡き父へ捧げる著者のメッセージにも涙させられる一冊。

 

おすすめ度 ★★★★☆

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要約・メモ

・読み手と聞き手が一緒に楽しむのが読み聞かせ。ハートとハートがつながる。ここでしか得られない満足感。

・字の読めない赤ちゃんや幼児、誰かに読んでもらって初めて絵本やお話に出会える。人生最初の本との出会い

・読み聞かせをしてもらった子は本好きに。大部分の子が面白かったといいます。ますます本に興味。

・①読み聞かせの会に行ってみよう、②会がなかったら作っちゃおう(2人以上の聞き手がいれば立派な読み聞かせの会です)、③ 1番楽しんでいるのは読み手、味わうと癖になる緊張感と心地よさ。
本離れしやすい年齢、小学3、4年生頃が1番多い。小学3年生以上には、読み聞かせだけでなく本の紹介をうまく組み合わせるのがコツ。

・男性の読み聞かせ、子供たちに人気。女性の声では味わえない魅力がある。

・いい絵本を探す近道:①読みつがれている絵本を読んでみる、②ブックリストや書評誌を活用する、③聞き手になると本を選ぶ目が育つ

・本選びのコツ:①1対1の時より少し優しい本を②うしろの子まで見える絵本を③季節や行事に合った本を④絵と文のバランスを考えて⑤自分の心から好きな本を読もう

・上手に読むコツ:①主役は絵本と聞き手、②必ず下読みをする、③めくり方がかんじん世界觀保つ、④絵をじっくり見せ子供自身に発見させる、本に書かれた言葉を大切に、⑤作者、画家名もきちんと伝える、⑥読み終えて5秒は黙っておく、一人ひとり受け取り方違う