まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

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読了「iPadで絶対に忘れない最高の勉強法」YMK

どんな本

iPadとアプリにすべてお任せ。年間17日以上のスキマ時間を有効活用。働きながら試験に勝ち抜いてきたiPad勉強法の伝道師が合格への最短ルートを徹底解説!

 

感想

iPad Proをせっかく所有しているため、ずっとやりたかった英語学習に活用したいと思い拝読。KindleのスクショからGoodNoteへの取り込み方法だけでも読む価値あり、さらに厳選された学習アプリや反復学習ツールなど複雑すぎないベーシックなツールが厳選されているのも秀逸な点。タブレットスマホを使った現代の勉強法はこれで決まり。

 

表紙

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要約・メモ

(第1章・紙からデジタルへ!iPadで勉強するメリット)

①スキマ時間を超効率的な勉強時間に:勉強効率には二つの意味、1苦手な問題のみを集中的に学習、2場所を選ばずにどこでも学習。

  • 1年間のスキマ時間は17日と11時間、積み重なると膨大な時間に。
  • 5分のスキマ時間は英単語の復習。
  • 10分のスキマ時間は英文法の問題の復習。
  • 通勤の電車に乗っている30分はリスニング問題の復習。

②アプリを活用した最適で効率的な記憶法:できるだけ短い期間で暗記した内容を短期記憶から長期記憶へ変換すること。

  • 反復と反復学習のタイミングが大事エビングハウス忘却曲線
  • はじめて学習してから、24時間以内、1週間後、1ケ月後が最適のタイミング。
  • 復習のタイミングをアプリに任せる。Ankiや標準のリマインダーアプリ。

③苦手問題集を作り復習にかける時間を短縮

  • 得点を伸ばすチャンスは苦手問題にあり!
  • 紙の問題集では間違えた問題の管理が面倒。
  • デジタルならではのオリジナル問題集。

④勉強に適したiPadの選び方

  • 11インチ以上の画面サイズがおすすめ。勉強のしやすさでは12.9インチの画面サイズが最適で、一度に表示できる情報量が多い。しかし持ち運びに不便。
  • 画面分割を利用してギリギリ快適に行えるサイズが11インチ。多くのユーザーはiPad Air4を選択。
  • 容量は128GB以上がおすすめ。WiFiモデルで問題なし。

⑤勉強が格段にしやすくなるスタイラスは必須:Apple Pencilは欠かせないアクセサリー。

  • 第2世代のApple Pencilがおすすめ。人差し指の2回タップでペンツールと消しゴムツールの切替可能。


(第2章・勉強を効率的に進める!iPadの設定と必須アプリ)

①勉強に適したiPadに設定する:勉強で使い易くする設定と集中できるデバイスにする設定。

  • 必須設定1:画面タップでスクリーンショットを撮影。AssistiveTouchのダブルタップでスクショ、長押しでノート全体に赤シート。
  • 必須設定2:ペンのダブルタップでツールの切替。

②集中力を高めるデバイスiPadを変える:ゲームやSNSなど集中力の妨げをなくす。

  • オススメ設定1:集中モードで通知を受け取らない。
  • オススメ設定2:スクリーンタイムで使用時間を制限する。
  • オススメ設定3:アクセスガイドで勉強アプリだけ利用する。

iPad勉強法で必要なアプリはたったの5つ。

  • 「GoogleNote5」紙のテキストやノートで行ってきた勉強とまったく同じように進める上、デジタルならではの便利さも。
  • Kindle」書籍の購入とGoogleNote5への取り込みのみ。
  • Adobe Scan」参考書や問題集のページをスキャンする。GoogleNote5で文字認識も可。
  • 「暗記マーカー」自作の参考書を優れた問題集に。GoogleNote5との相性、iPhoneで同期可能。
  • 「Anki」紙の表に問題、裏に解答を書く暗記カードに分散学習を取り入れたしくみ。

 

(第3章・最小の努力で結果を勝ち取るiPad勉強法<準備編>)

6つのステップがある。

  • 電子書籍を用意する
  • 電子書籍のページのスクショを撮る
  • ③スクショをPDFに変換する
  • ④ノートアプリに取り込む
  • ⑤勉強を進める
  • ⑥苦手問題集でまとめて復習

 

(第4章・ノートアプリを使った最強の勉強法)

  • GoogleNote5の多彩なツールを使って効率的に勉強できる。紙での勉強では難しかった学習法が可能。

なげなわツール、文字のあいだがせまければあとから文字サイズを調整する、場所を移動する。iPadで学習するメリットを特に感じられるのは断トツでなげなわツール。ぜひマスターして。

スタンプを使って参考書の重要箇所をチェックする。なげなわツール右隣のエレメンツツール、付箋やステッカーなどを追加可能。

  • GoogleNote5の検索機能で「重要」「自分の考え」「間違えた回数のカウント」など後で見直せる。
  • 学習の進捗管理、参考書のよく使う項目に登録しておき、翌日はその登録したページから進める。

赤シートを使った暗記テクニックを再現する。

  • iPadにもともと備わったカラーフィルタ機能を使う。AssistiveTouchに割り当てることで、すばやく切り替えられる。

④ノートアプリで自分だけの苦手問題集を作る。苦手問題克服のシステムを作る。何度も間違えてしまう問題だけに絞ることが重要。私の場合、3回以上間違えた問題だけという基準設けている。

 

(第5章・暗記アプリを使った最強の勉強法)

①「暗記マーカー」で参考書を問題集に変える。隠す→解答する→答えを見るといった勉強が可能に。

  • 設問ごとの正答率がひと目でわかる。
  • 不得意分野のページのみを取り込む。検索学習のメソッドを活用しつつ覚えなおせる。

②検索学習に適した「暗記マーカー」問題集で苦手問題を克服。

③分散学習メソッドで記憶を確実に定着させるAnki。GoogleNote5からAnkiに問題を取り込む。

④Ankiが教えてくれる最適なタイミングで復習する。

  • 記憶の定着を促す4つのボタン。1分後もう一度、6分後難しい、10分後正解、4日後簡単。
  • 反復学習のための自動通知を設定する。

 

(第6章・テストで高得点を取るiPadならではのノート活用法)

①聞き逃しをなくすiPadノートテイキング術。Notabilityは録音しながらメモを書くことができるアプリ。音声と手書きしたメモが同期される。ただしメモを取ることが前提のため、必ずメモを取らなければならない。

  • 授業・打ち合わせ用テンプレートを用いて、最小限のメモで済むようになっている。

②自作ノートを問題集に変えるiPadノート術。「コーネル式クイズノート

  • コーネル式ノートとは:1メモを取る領域、2取ったメモのキーワードを書く領域、3メモのまとめを書く領域、の3つのエリア。
  • これに、勉強したことを思い出すのを繰り返す検索学習と、期間を空けて何度も復習を行う分散学習のメソッドを組み合わせる。
  • 復習の日になったらリマインダーアプリから通知が届くため、面倒な復習のタイミングの管理を行わずに済む。
  • PDFテンプレートをGoodNotes5のテンプレートに追加。テンプレート管理アプリ。
  • 復習の通知タイミングの設定、ショートカットの設定。

 

(第7章・iPadをフル活用!効率よい勉強のためのアイデア

①スキマ時間を無駄にしない勉強法:人は1日に最大3万5000回も決断。夜に集中して勉強は無理。朝が最適。それに加えスキマ時間を活用。スマホで勉強。

  • 締切効果、締め切りが明確だと守らなければというプレッシャー。制限時間をあえて設けること。
  • 1スキマ時間を活かす前提でiPadでの学習を進める。同期機能を活用。
  • 2スキマ時間で行う勉強をあらかじめ決めておく。10分の場合は英単語、20分は暗記マーカーに取り込んだ参考書、30分には苦手問題集の復習など。
  • 学習が習慣化したかを記録するアプリHabitify。

②場所を選ばない学習のためのiPhone連携術:片手さえ自由に動かすことができれば場所を選ばない。

  • GoodNote5のiCloud同期をオンに。Ankiの同期設定。暗記マーカーの同期設定。
  • iPhone+GoodNote5での勉強テクニック。1指1本で操作できるようにする。エレメンツツールで間違えた回数をカウント。

 

【1週間の勉強スケジュール例】

  • 土曜日には模試や過去問、問題集を進める
  • 日曜日には土曜日に解いた問題を再度解いて理解度をチェック。
  • そこで間違えた問題は、苦手問題集にコピー。解けた問題は苦手問題集から削除。
  • 平日はスキマ時間を使って、日曜日に作成した苦手問題集や勉強アプリで学習を進める。
  • (土)模試、過去問、問題集:解答・解説も読む(iPad
  • (日)土曜日に解いた問題の復習。苦手問題集の作成・整理。Anki、暗記マーカーに問題を移す。
  • (平日)スキマ時間に苦手問題集や勉強アプリで復習(iPhone