まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

日々への感謝とアウトプット

読了「バスを降りたら」眞島めいり

どんな本

(あらすじ)「通学のバスの中で見かけるあの人みたいになりたい……」奈鶴(なつる)はバスで席を譲る律(りつ)の姿を見て名前も知らな律のことが気になりはじめる。一方、律は自分が落ちた中学の制服を着た奈鶴のことを少し目障りに感じている。奈鶴と律はバスの中で見たお互いの姿をきっかけに大切なことに気がつきはじめる。男女ふたりの視点で描かれる、一歩前に踏み出す勇気をくれる青春成長ストーリー。バスを降りたふたりは、新たな一歩を踏み出す。

 

感想

二人の主人公・奈鶴と律。それぞれ交互の視点(章)から物語が語られて行く。次第にそれらがリンクしていくあたりは辻村深月を感じた。伏線の回収の仕方がとても綺麗で必要な登場人物もいるべき所に。テーマも学園もので中高生にはたまらない一冊。

 

表紙

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