まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

日々への感謝とアウトプット

小西好彦先生による講演会

教育委員会主催による講演会へ参加してきました。

 


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テーマは「子どもの行動の背景と言葉かけについて」、講師は早稲田大学非常勤講師で、奈良教育委員会スクールカウンセラー、アンガーマネジメントインストラクターなどを勤められている小西好彦先生でした。随所にワークを挟んだりとても中身の濃い有益なお話が聞けて、あっという間の90分でした。

 

お話の中では「行動」「言語化」がキーワードに感じました。まず「行動」は、万引きや暴行、不登校など子どもの起こした行動の背景には、そこに至った状況や出来事、自分の生理的反応や感情などがあり、そこをくんだ言葉がけが必要ということでした。「なんでそんなことしたの!」「今度やったら承知しないからね」「お父さんに言いつけるよ」といった言葉は子どもの心を切ってしまうやってはいけない声かけになります。仮に事情を知っていたとしても「何があったの?」が最初の声かけになります。そして「言語化」は、子どもが自分の感情体験を言葉にできること、自分への影響やその気持ちを素直に正直に話せることが大事で、それを引き出す・支える声かけが必要ということでした。

 

先生は最後に、困った子は”困った子”ではなく、今現に”困っている子”ですので、その子に心をつなぐ言葉かけをして欲しい、自分の気持ちを素直に表現できる親子関係であって欲しいと、締めくくられました。貴重なご講演の機会に感謝いたします。ありがとうございました。