まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

日々への感謝とアウトプット

県教育委員会との懇談会

宮崎県PTA連合会として「宮崎県教育委員会との懇談会」に出席してきました。懇談会の内容としては大きく①県教委からの説明と質疑応答②PTAに関する意見交換会の二点です。県という枠組みの中から、教育の現状や取り組み・課題を知ることができ、大変勉強になりました。また、意見交換会ではファシリテーターを務めさせていただいたのですが、参加者皆さまの活発な意見により45分の持ち時間を何とか無事に運営する(乗り切る?)ことが出来ました。ありがとうございました。その他、県PTA岡本会長からも前向きな力強いお言葉が聞けました。県PTA研究大会・日南大会に関する決議事項も承認いたしました。

 

県教委からの説明と質疑応答は以下の内容でした。

1.GIGAスクール構想の現状について

2.特別支援教育の現状について

3.学校における働き方改革の現状について

4.地域と学校の連携・協働の現状について

5.小・中学校における生徒指導の現状について

 

(各項に対するメモ)

1.タブレットおよびネットワークに関しては本県は導入整備100%完了。学習指導での活用方法に課題があり、モデル校を指定して推進・授業公開、全教職員へICT活用のオンデマンド研修、などの取り組みを行う。

2.特別支援教育を受ける児童生徒数は右肩上がりに上昇中。エリアサポート体制の強化を図っている。延岡では岡中がスクールワイドPBS実践支援校、延小がエリアコーディネーター在籍。

3.教職員の時間外業務時間は過去三年比較で、横ばいから減少傾向。働き方改革推進プランの策定を各学校の取り組みへ落とし込み。家庭や地域による理解や協力も重要。

4.子ども達を取り巻く課題が多様化・複雑化し学校だけで解決は不可能なため地域との連携・協働が必要。それが地域住民の生きがいづくりにも。CS等も含めコーディネーターの重要性が高まっている。

5.全国でのいじめ認知件数は減ったが宮崎県は全国1位。単に多いだけではなく、積極的に認知していることの現れでもある。SC、SSWの配置、相談窓口(LINEでも実施)などの取り組み。

 

婦人会会館3Fさくら にて。

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個人的には、GIGAスクール構想のGIGA(Global and Innovation Gateway for All=

多様な子供たち一人一人に個別最適化された教育)の由来をあらためて意識させられたり、文科省が毎年10月に公表する「暴力・いじめ・不登校等に関する調査結果」(R2版が10/13に公表されたばかり)にもとづいた最新の実態の把握など、多くの気付きがえられました。今回の懇談会のためにご準備いただいた県教委の皆さま、県P事務局の皆さま、本当にありがとうございました。