まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

日々への感謝とアウトプット

読了「学校は行かなくてもいい」小幡和輝

作者の体験をもとにした正しい不登校のやり方を親子向けに解説している。学校は行かなくて”も”いい、ただし行かないのであれば、これはやっておいた方が良い、こう心がけておいた方が良い、ということを読者に優しく語りかけてくれる。多くの体験談・事例も盛り込まれていて、不登校について最初に知る入門書としてもベストな一冊。

 

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(目次)

パート1.不登校で何かマズイことでもある?-不登校もひとつの選択肢

パート2.正しい不登校のやり方-明日、学校に行きたくないキミへ

パート3.不登校でも大丈夫!-僕はこうして仕事を見つけた

 

(メモ)

・学校に行かないことは楽じゃない。他の負担発生。それを考えなくてよいのが学校。

・義務教育の「義務」は学校に行く義務ではない。市町村が学校を作らないといけない義務のこと。教育を受けさせる義務がある。

・大人ができることは選択肢を出してあげること。

・人は「誰かに必要とされる自分」を得たいし自覚したい生き物。それは人からしか得られない。人と関わらずには生きていけない。

・この世に「居場所」が得られるかどうか。ここにいる価値、いる意味を作り出していくこと、それが孤独の解消方法。

・「学校に行かない子の親」というレッテルを貼られるのを恐れる。自分はダメな親と思う。親も苦しんでいる。

・学校は必要。だが今の教育システムに合わない人がいるのも事実。多様性を受け入れ、一人ひとりが自分に向いている形で学べるような社会になればいい。

・今振り返ってみて不登校時代が一番苦しくてつらかった。

・親は目線を下げて社会の常識ではなくて、子どもの目線を大切にして。

ケーススタディ那覇市・MOCO様)